エアコンを選ぶとき、「自動お掃除機能」を付けるかどうかで迷う方は多いと思います。名前からすると、エアコンを丸ごときれいにしてくれそうですが、実際にはできることとできないことがあります。
この記事では、自動お掃除機能のしくみと、付けるとどのくらい値段が変わるのか、どんな人に向いているのかを整理します。
自動お掃除機能がしてくれること
自動お掃除機能は、エアコンのフィルターについたホコリを、ブラシなどで自動で取る機能です。取ったホコリは、本体の中の「ダストボックス」に集まります。機種によっては、ホコリを屋外に自動で出すタイプもあります。
フィルターが目詰まりすると、空気が通りにくくなり、冷やす・暖める力が落ちやすくなります。自動お掃除機能は、このフィルターの目詰まりを防いでくれます。
してくれないこと
一方で、次のようなことは、ほとんどの機種でしてくれません。
- エアコンの中のカビや汚れを取ること:熱交換器や送風ファンについた汚れは、フィルターの掃除とは別です
- お手入れをゼロにすること:ダストボックスにたまったホコリは、自分で捨てる必要があります
「内部クリーン」「内部乾燥」は、運転のあとにエアコンの中を乾かしてカビを防ぐ機能で、自動お掃除とは別のものです。熱交換器を水で洗い流す機能(ダイキンの「水内部クリーン」、日立の「凍結洗浄」など)も、別の機能として用意されています。
自動お掃除付きは、どのくらい高い?
当サイトが集めた大手7社の機種で、同じメーカー・同じ能力・同じ年のモデルどうしを比べ、自動お掃除の「あり」と「なし」で、楽天市場の本体の最安値の差を調べました。
| 比べた組 | 価格差(真ん中の値) | 価格差(よくある幅) |
|---|---|---|
| 66組 | 約3.7万円 | 約2.9万〜4.5万円 |
※ 2026年11月6日時点の楽天市場の価格(当サイト調べ)。価格は日々変わります。
室内機が大きくなりやすい
自動お掃除の部品が入るぶん、室内機は大きくなりがちです。当サイトのデータでは、室内機の奥行の真ん中の値は次のとおりでした。
| 室内機の奥行(真ん中の値) | |
|---|---|
| 自動お掃除あり | 370mm |
| 自動お掃除なし | 255mm |
カーテンレールやエアコンの上の天井との間がせまい場所では、取り付けられないこともあります。買う前に、取り付ける場所の幅・高さ・奥行と、メーカーが求める周りのすきまを確認しましょう。
向いている人・いらない人
自動お掃除が向いている人
- フィルターの掃除を、一般的にすすめられる2週間に1回ほど続ける自信がない
- エアコンが高い場所にあり、フィルターを外すのが大変
- リビングなど、毎日長い時間エアコンを使う
- ペットがいる、ホコリが多い部屋で使う
自動お掃除がいらない人
- フィルターの掃除をこまめにできる
- 寝室や子ども部屋など、使う時間が短い部屋に付ける
- 本体の価格をできるだけ抑えたい
- 取り付ける場所がせまく、室内機を小さくしたい
まとめ
- 自動お掃除は、フィルターのホコリを取る機能で、エアコンの中のカビまでは取れない
- ダストボックスのゴミ捨てなど、お手入れは少し残る
- 同じメーカー・同じ能力で比べると、自動お掃除付きのシリーズは本体が約3.7万円高い
- 室内機が大きくなりやすいので、取り付ける場所の寸法を確認する
- フィルター掃除が苦手な人や、長い時間使う部屋には向いている
当サイトの無料の診断では、部屋に必要な能力(kW)を計算したうえで、自動お掃除を「必要・不要・どちらでもいい」から選んで機種を絞り込めます。
参考